「また同じ金額か」給料明細を見るたびに、そう思っていました。
主任ケアマネの資格を取っても、担当件数が40件になっても、6年間一度も昇給がなかった。
それどころか、後から入ってきた経験3年のケアマネより、私の基本給の方が低かった。
おかしいとわかっていても、誰にも言えませんでした。
「給料のことを気にするなんて」と思われそうで、ただ黙って働き続けていました。
でも、転職してわかったことがあります。
- 手取り給料が6万円アップした
- 管理者手当・主任ケアマネ手当がついた
- スマホ・タブレットを貸与された
- 名刺を作ってもらえた
主任ケアマネ私の経験と資格を、きちんと評価してくれる職場があったのです。
そこでこの記事ではケアマネ14年の私が転職を決意するまでの実体験と、転職後の変化をリアルにお伝えします。
この記事を読むと「自分が転職を決断すべきか」がわかります。
今の給料に満足してない、転職が成功するかどうか不安な人は、必ず最後まで読んでください。


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5年働いても新人ケアマネより給料が低い現実





5年働いても、3年目のケアマネより給料が低かった
私がケアマネジャーとして働き始めたのは、今から14年前のことです。
最初の事業所に入職したとき、上司からこう言われました。
「あなたはケアマネの経験がないから、基本給は最低ラインからのスタートになります」
それは納得していました。経験がないのだから当然です。文句を言うつもりはありませんでした。
では何に私が疑問と不安を感じたのかをまとめました。
昇給が全くなかった事実
1年たっても、2年たっても、昇給の話は一切ないまま6年間在籍しました。
査定面談もなく、給与改定の通知もなく、ただ毎月同じ金額が口座に振り込まれるだけ。



「そのうち上がるだろう」と思いながら、気づけば5年が過ぎていました。
勤続5年が過ぎ、私は自分のお金で主任ケアマネの資格を取得しました。
そして、あることがきっかけで、私は自分の給料に本気で疑問を持つようになりました。
後輩ケアマネの方が給料が良い事実
ある日、同じ事業所に新しいケアマネが入ってきました。
前職でいくつかの居宅介護支援事業所を経験してきた方で、ケアマネ経験は3年とのことでした。
仕事ぶりは悪くありませんでしたが、特別なスキルがあるわけでも、難しいケースを受ける事もありませんでした。
ところが、ふとしたきっかけでその方の給与がわかったとき、私は言葉を失いました。
基本給が私より高かったのです。
| わたし | 新入社員ケアマネ | |
| 勤続年数 | 5年 | 入社直後 |
| 経験年数 | 5年 | 3年 |
| 保有資格 | 主任ケアマネ | ケアマネのみ |
| 担当件数 | 40件 | 20件 |
| 基本給 | 事業所の最低基準 | 3年経験の基準額 |
| 昇給 | 5年昇給なし | 入社直後で高基準 |
私は入社時は未経験で最低基準の基本給、5年間、昇給0。新人は3年経験の高基準の基本給



事業所の経営者がお金を出すことをとにかく拒否する性格でした。
「給料のことを気にするなんて、仕事への姿勢が足りない」と思われそうで、黙っていました。
仕事量が少ないケアマネの方が給料が良い事実
私がもっとも納得できず、転職を本気で考えた原因が仕事量と給料のバランスです。
未経験ケアマネから始めて、勤続5年間で様々な状況の利用者対応を行っていました。



私は利用者を選ぶこともせず、新規相談ではどんな状況の利用者も担当していました。
一方、新人のケアマネは「今は忙しい」「私には無理」など理由をつけては断るケアマネ。
当然、当時の管理者も私に仕事を任せる方が気楽だし頼みやすい。
仕事量は私の半分なのに、私より新人ケアマネの方が給料が高い
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給料明細を見るたびに感じた3つの不条理


毎月、給料明細が渡されるたびに、私は複雑な気持ちになっていました。
生活できないほど低いわけではないですが、金額に納得がいかない。



私が自分の給料に納得いかない理由は3つでした。
勤続6年の主任ケアマネになっても昇給なし
未経験ケアマネから経験を積み、主任ケアマネの研修を修了して資格を取得しました。
主任ケアマネは、一般のケアマネより上位の資格です。
地域包括支援センターとの連携や、他のケアマネへの指導・支援も担える立場になります。
事業所にとっても、主任ケアマネが在籍することには意味があります。
しかし勤続5年間、昇給なく給料は変わりませんでした。
「主任ケアマネ手当」のような加算も、一切ありませんでした。
明細を見るたびに「頑張っても報われない」という虚しさがありました。
後から入社した経験浅い転職者の方が基本給が高い
複数の事業所を転々としてきたケアマネは、経験者という理由で私より高い基本給をもらっていました。
これは一人だけではありませんでした。
転職してくるケアマネは、前職の給料を基準に交渉できます。
「前の職場では〇〇円もらっていた」と言えば、それを下回る条件では来てもらえない。
だから事業所は、外から来る人には相場に近い給料を出す。
長く勤めれば勤めるほど、相場から置いていかれる、いわゆる「勤続年数のワナ」です。
担当件数の差が給料に反映されない



これが3つの中で一番納得できないことです。
私はいつも40件前後の利用者さんを担当し、内容で選ぶようなことはしません。
「このケースは難しそう」「この家族は対応が大変そう」と思っても断ることはしませんでした。
管理者もそれをわかっているから、新規の依頼が来るたびに私に声をかけてくる。
一方で、私より給料の高いケアマネは、件数が20件以下でした。
「今は忙しくて新規は難しい」「このケースは私には対応が難しいかも」と言い続けて仕事を断る。
それでも給料は私より上なのです。
同じ事業所で、同じケアマネという仕事をしているのに、倍近い件数をこなしている私の方が給料が低い。
この現実を毎月の明細で突きつけられるたびに、じわじわと気持ちが削られていきました。
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担当40件・主任ケアマネなのに昇給ゼロの現実


ケアマネジャーの担当件数には、法令上の上限があります。
1人のケアマネが担当できる件数は、原則として39件が基準とされています。



つまり私は毎月件数満タンの状態。
それだけの件数をこなしていれば、事業所の売上にも相当貢献しているはずです。
ケアプランを作成、モニタリング、担当者会議、関係機関と連絡調整、緊急対応があれば休日でも動く。
「頑張っていれば評価される」「誠実に働けばいつか報われる」そんなことはありませんでした。
むしろ、文句を言わずに働いてくれる人は「このままでいい人」として扱われる。
これは、私が働いていた事業所が特別に悪かったわけではないと思います。
介護業界全体に、こういう構造があるのだと、後になって気づきました。
転職して外の世界を見て、初めてわかったことです。
転職活動は求人を見るだけから始まる


転職活動は「求人を見るだけ」から始まりました。
転職しよう、と決意したわけではなく、最初はただ「求人を見てみようかな」という気持ちでした。
不満はありました。でも、転職には不安もありました。
- 今の職場を辞めて、もっと悪い環境になったら?
- 今の利用者さんの引き継ぎが大変・・・
- 長く勤めた職場を離れて、また1から出直しするのが不安。
不安な気持ちが邪魔をして、なかなか一歩が踏み出せないので、まず「見るだけ」から始めました。
転職サイトに登録して、ケアマネの求人をチェックする。



すぐに転職する気はないけど、市場調査をするつもりでチェックしてました。
管理者募集で、手当も充実、担当件数の上限も明記され、能力に合った査定をしてくれる企業
事業所の規模・地域・仕事内容、自分の経験が活かせそうな事業所がありました。
私は話を聞いてみるだけの軽い気持ちで面接を受けました。
先方からは面接時点で即採用と返事をいただき、私も即決しました。
私は転職活動というより、ケアマネ求人の市場調査からたまたま転職に行き着いたという感覚でした。
今の職場環境に満足していないなら、ケアマネ求人の市場調査で、自分の環境を査定しましょう。
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転職後の給料明細:手取りが月6万円上がった内訳


転職後、初めての給料日に明細を見ると、手取りが前の職場より約6万円多かったのです。
- 基本給のアップ
- 管理者手当
- 主任ケアマネ手当
前職場では6年間一度も上がらなかった基本給が、転職初月から大幅にアップしていました。
私の経験年数と主任ケアマネの資格が、きちんと評価された結果です。
2件目の職場では、最初から管理者として採用されて、管理者手当が支給されました。
さらに前の職場では主任ケアマネになっても何も変わらなかった資格手当が毎月支給されました。



資格を持っていることへの正当な評価を、初めて受けた瞬間でした。
- スマホ
- タブレット
- 名刺
- 専用の社用車
前の職場では貸与されなかったスマホを初日から貸与され、利用者や事業所との調整が格段にスムーズになりました。
前職では自分のスマートフォンで連絡調整、記録の確認、緊急時の対応をしていました。
新しい職場では、業務用のスマートフォンとタブレットが無償で貸与されました。
通信費もかからず、私物との区別もでき、精神的にも楽になりました。
毎月6万円の差は、年間で72万円です。
6年間換算すると、前の職場に居続けた場合と比べて430万円以上の差になります。
転職しなければ、ずっとその差のまま働き続けていたと思うと、早く動いてよかったと今でも思います。


ケアマネ退職は引き継ぎをしっかりすると信頼が上がる


転職が決まったとき、私が最初に考えたのは「どうやって辞めるか」でした。
当時私は、40件の利用者さんを担当していたので、引き継ぎをせずに急に辞めることはできません。
利用者さんや関係機関に多大な迷惑をかけることになるので、退職までに引き継ぎをキッチリするのも私の業務です。
私は転職先の事業所に、退職までに5ヶ月はかかることを相談しました。
転職先の経営者からは「ちゃんと辞めてきてくれる人の方が、信頼できます。待ちます」との言葉。



この職場なら安心して働けると確信させてくれました。
実際に5ヶ月かけて、前の職場での引き継ぎを丁寧に行いました。
担当していた利用者さん一人ひとりの状況を、後任のケアマネにしっかり伝えました。
関係機関への挨拶と担当者交代の報告も欠かしませんでした。
上司に「あなたがいなくなるのは本当に痛い。残る気は無いのか」と聞かれました。
当時の私にはその言葉でさえ、嬉しく感じることもありませんでした。


給料に不満があるケアマネに求人を見てほしい理由


私がこの記事で一番伝えたいことは、ここです。
私がそうだったように、求人を見るだけで「世の中にはこんな条件の職場がある」とわかります。
今の職場が当たり前だと思っていたものが、実は当たり前ではないとわかります。
ケアマネの給料は、職場によって本当に差があります。
管理者手当・主任手当・処遇改善加算の反映、件数の上限、備品の貸与など、条件は事業所ごとにまったく違います。
私は6年間、「こんなものだ」と思って働いていました。
でも、求人をチェックしてみると、私の経験と資格をきちんと評価してくれる職場がありました。
同じ職種で手取りが月6万円上がりました。
管理者として、やりがいのある仕事ができるようになりました。
あの6年間が今では良い経験になったと思えています。
転職サイトは登録も利用も無料です。
登録したからといって、すぐに転職しなければいけないわけではありません。
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まとめ:給料明細に違和感を感じたら転職のサインです


この記事では、私がケアマネとして6年間働いた職場で感じた不満と、転職で大きく変わった実体験をまとめました。
・6年間、主任ケアマネになっても昇給はゼロ
・勤続5年の私は、経験3年の転職組より基本給が低かった
・担当40件こなしても、件数半分のケアマネより給料が低かった
・転職活動は「求人を見るだけ」から始めた
・転職後、手取りが月6万円アップした
・管理者手当・主任ケアマネ手当・備品貸与など待遇も大幅改善
・5ヶ月かけて丁寧に引き継ぎ、きちんと辞めてきた
私が声を大にして伝えたいのは、「給料明細を見て違和感があるなら、それは正常な感覚だ」ということです。
おかしいと思っているのに、「仕事だから仕方ない」「介護業界はこんなもの」と諦めていませんか?
正当な評価してくれる職場が必ずあることをお伝えします。
転職するかどうかは、求人を見ていて良いところがある時だけ決めればいい。
自分の市場価値を知るだけで、今の職場への見方も、自分自身への見方も変わります。
14年間ケアマネを続けてこられたのは、この仕事が好きだからです。
ケアマネの仕事が好きで働いている限り、あなたにも正当に評価される環境で働いてほしいと願っています。
あなたの経験と努力は、必ずどこかで正しく評価されます。










