ケアマネグループホームのケアマネって夜勤もあるの?居宅とどっちがいいのかな…



合う人には最高の職場、合わない人には正直しんどいです。
私は現在ケアマネ14年目の主任ケアマネで、居宅介護支援事業所の管理者をしています。
先にお伝えしておくと、私自身は居宅ケアマネ一筋です。
前職2社の法人がグループホームを運営していたため、グループホームのケアマネの大変さも、すぐ隣で見てきました。
合う人にはこれ以上ない職場ですが、合わない人には正直しんどい。
この記事では、その分かれ目まで正直にお伝えします。
グループホームの働き方が自分に合うのか、居宅とどちらを選ぶか迷っている人は最後まで読んでください。


グループホームのケアマネの仕事内容


グループホームのケアマネがどんな仕事をしているのかを見ていきます。
グループホームとはどんな施設か
グループホームは、正式には認知症対応型共同生活介護といい、認知症の高齢者が少人数で共同生活を送る施設です。
入居できるのは、原則として認知症の診断を受けた要支援2または要介護1以上の方。
さらに地域密着型サービスなので、基本的にその市町村に住んでいる方が対象です。
スタッフと入居者さんが一緒に食事の支度をしたり、洗濯物をたたんだり、レクリエーション活動をします。



「施設」というより「大きな家」に近い雰囲気が、グループホームの持ち味です。
つまりここで働くケアマネは、大きな家の暮らしを支える一員になるということ。
この前提が、あとで説明する働き方のすべてにつながっていきます。
グループホーム入居者のケアプランを作る
グループホームでのケアマネの正式な役割は計画作成担当者です。
担当は入居者さんだけで、1ユニットなら最大9人です。
グループホームのケアマネは介護業務とケアマネを兼務するのが基本
グループホームのケアマネの多くは、入居者さんへの介護スタッフとしても働きます。
食事の支度、入浴や排泄の介助、レクリエーション。夜勤に入る職場も多いです。
ケアマネ業務は、現場の合間にこなすイメージに近いです。



えっ、ケアマネなのに介護もするんですか?



そうなんです。
居宅との一番の違いは現場をするかしないかです。
グループホームのケアマネには夜勤がある実情
介護スタッフとして働く以上、シフト制に入るのが一般的で、夜勤を担当するケアマネも珍しくありません。
ただし、夜勤の回数や兼務の割合は事業所によってかなり差があります。
ケアマネ業務の時間をしっかり確保してくれる職場もあれば、ほぼ介護職員として動く職場もある。



ここは求人票だけでは見えない部分なので、確認方法は後の章でお伝えします。
居宅ケアマネとグループホームのケアマネ5つの違い


私は居宅の人間なので、居宅と比べると違いがよくわかります。
| 項目 | 居宅ケアマネ | グループホームのケアマネ |
|---|---|---|
| 担当人数 | 35〜40件ほど | 1ユニット最大9人 |
| 働く場所 | 事務所+利用者宅を訪問 | ホームに常駐 |
| 介護業務 | なし | 兼務が基本 |
| 勤務形態 | 日勤のみが基本 | シフト制で夜勤ありが多い |
| 利用者との関わり | 月1回以上の訪問 | 毎日の暮らしを共にする |
- 最大の違いは現場に立つかどうか
- 入居者さんとの関わりが深い
- 担当人数が少なくてもラクとは限らない
グループホームのケアマネの1日を見てみよう


イメージしやすいように、兼務ケアマネの日勤のある1日を紹介します。
前職の法人のグループホームで、実際に見てきた流れです。
- 9:00 出勤・夜勤者から申し送り
- 9:30 入浴介助・様子をメモ
- 11:00 入居者さんと昼食の支度
- 12:00 食事介助と自分の昼食
- 14:00 レクリエーション(散歩)
- 15:00 記録・モニタリング・プラン見直し
- 16:30 夕食の支度で現場に合流
- 18:00 夜勤者へ申し送り・退勤
見ていただくとわかるとおり、ケアマネ業務のまとまった時間は15時前後の1〜2時間ほど。



ケアマネ業務は現場の合間に少しずつ進めるスタイルです。
「利用者さんと過ごす時間の中に記録や計画の時間が埋め込まれている」
この感覚が、事務所でまとめて書類を片付ける居宅とのいちばんの違いだと思います。
月末のケアプラン更新が重なる時期は、この1〜2時間では足りずに苦労している姿もよく見かけました。
ケアマネ業務の時間をどれだけ確保してもらえるかは、職場選びの重要な確認ポイントです。
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グループホームのケアマネとして働くメリットとデメリット


居宅の私から見ても、グループホームには良さも大変さもあります。
ここではメリットとデメリットに分けて書いています。
グループホームケアマネのメリット4つ
- ひとりひとりに深く関われる
- 状態の変化にすぐ気づける
- 現場感覚を保ったまま働ける
- 介護職からのギャップが小さい
居宅ケアマネは月1回の訪問で状態を把握しなければなりませんが、グループホームは毎日が観察の場です。
ケアプランと日々のケアが直結する手応えは、グループホームならではだと思います。
居宅ケアマネの私から見ても、グループホームには「暮らしの場」としての良さがあります。
居宅で担当していた方が認知症の進行で一人暮らしが難しくなり、グループホームに入居されたことが何度もあります。
入居後に面会に行くと、家では険しかった表情が、スタッフさんや他の入居者さんと囲む食卓では驚くほど和らいでいる。
その暮らしを一番近くで支えられるのが、グループホームのケアマネです。
外から見てきた私が少しうらやましくなる瞬間でした。
グループホームケアマネのデメリット3つ
- 介護と兼務で体力の負担が大きい
- 夜勤で生活リズムが崩れやすい
- ケアマネ業務の時間を確保しにくい
前職の法人で見ていて感じたのは、ケアプランの締め切り前に現場と書類の板挟みになる大変さです。
「今日は記録をやりたいのに、現場が回らない」という日が普通にあります。
グループホームのケアマネに向いてる人と向いていない人


一番大事なことは、グループホームのケアマネは、はっきりと向き不向きがあることです。
求人応募の前に、あなたがグループホームのケアマネに向いているのかを検討しましょう。
向いてる人は現場とチームケアが好きな人
グループホームで働くということは、日々現場でチームケアを行うということです。
チームケアが精神的な負担にならない人には向いています。
むしろ「現場が好き」「利用者さんのそばにいたい」という人には、グループホームは楽しい職場になります。
もうひとつ大事なのがチームの距離感です。
少人数のスタッフで同じ入居者さんを毎日支えるので、グループホームのスタッフは距離感がぐっと近い。
この近さを心地よいと感じるか、しんどいと感じるかで向き不向きがはっきり分かれます。
- 介護の現場に立ち続けたい人
- 少人数でじっくり関わりたい人
- スタッフとの距離が近いのが好きな人
- 認知症ケアを深めたい人
前職の法人で、長く続く人と早く辞めていく人の違いを見てきました。
長く続くのは「入居者さんと畑いじりをしている時間が一番好き」という、暮らしの中にいることを楽しめる人です。
ケアマネ業務は後回しになりがちでも、ニコニコ働いていました。
一方で早く辞めるのは、「ケアマネの仕事がしたくて資格を取ったのに、現場ばかりで計画に向き合う時間がない」と悩んだ人です。
その方は居宅に移って、いきいきと働いているので、どちらも間違いではありません。



自分がどちらのタイプかを入職前に見極めることが、何より大事なんです。
向いていないのは現場と距離を置きたい人
「ケアマネ資格を取ったからには現場を卒業したい」「相談業務に専念したい」人には、グループホームは向きません。
それなら居宅や施設の専任ケアマネを選んだほうが、間違いなく幸せです。



どちらが上でも下でもなく、働き方がまったく別物なんです。
私は圧倒的に居宅向きです。
そもそもケアマネ向いてるか否かについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
【現役ケアマネが解説】ケアマネに向いてる人の特徴7選!あなたは当てはまる?
グループホームのケアマネになるには?求人選びのポイント


同じグループホームでも、採用のされやすさや働き方は事業所によって変わります。
ここでは応募前に知っておきたいことを3つに分けて書いています。
もともとグループホームの介護職員なら採用されやすい
グループホームの介護職員がケアマネ資格を取って、そのまま計画作成担当者になるのは王道パターンです。
現場を知っている人がケアプランを作るのは施設側にも心強く、採用のハードルはぐっと下がります。
未経験から飛び込む場合も、介護職としての経験があれば十分チャンスはあります。
ユニット数で働き方は大きく変わる
同じグループホームでも、1ユニットか2〜3ユニットかで働き方が変わります。
1ユニットの場合、担当は最大9人なので計画作成の業務量は少なく、そのぶん介護業務の比重が上がります。
2〜3ユニットになると担当は18〜27人で、ケアプランやモニタリングの業務量が一気に増えます。
介護業務を減らしてケアマネ業務に比重を置く配置も出てきます。
「現場もやりたいけど、ケアマネの仕事もしっかりやりたい」という人は、複数ユニットの事業所のほうがバランスを取りやすいことがあります。



求人票でユニット数を必ず確認しましょう。
応募前に確認すべき4つのポイント
夜勤の回数も兼務の割合も事業所しだいだからこそ、応募前にここを確認してください。
- 兼務の程度とケアマネ業務の時間
- 月の夜勤回数
- ユニット数(業務量が変わる)
- 計画作成の前任者が辞めた理由
正直、この4つを面接で全部聞くのは勇気がいりますよね。
転職サイトのアドバイザー経由なら、こうした内部事情を代わりに確認してもらえます。
夜勤の実際の回数のような聞きにくいことこそ、間に人を挟むのが賢いやり方です。
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まずは相談だけでもOKです!
グループホームのケアマネに関するよくある質問


転職を考える人が気になりやすい質問を6つまとめました。
- 夜勤は必ずありますか?
-
事業所によります。
兼務の場合はシフトに入ることが多いですが、ケアマネ業務中心で夜勤なしの職場もあります。
求人ごとに確認が必要です。
- 給料は居宅ケアマネと比べてどうですか?
-
一概にどちらが高いとは言えません。
グループホームは夜勤手当がつくぶん総額が増えるケースがある一方、基本給の設定は法人によって差が大きいです。
同じ地域の複数求人で比べるのが確実です。
- ケアマネ業務に専念できるグループホームの求人はありますか?
-
数は多くありませんが、あります。
ユニット数が多い事業所ほど計画作成の業務量が増えるので、専任に近い働き方になる傾向があります。
転職サイト「レバウェル介護の求人紹介」でケアマネ専任の条件で探してもらうのが早いです。
- グループホームのケアマネ経験は居宅への転職で不利になりますか?
-
不利にはなりません。
居宅で担当する利用者の多くが認知症なので、認知症ケアの実践経験はむしろ強みです。
ただし居宅は担当件数も書類も一気に増えるので、働き方の違いは理解しておきましょう。
- 介護の経験が浅くてもグループホームのケアマネになれますか?
-
応募自体は可能で、働くことももちろんできます。
しかし介護業務と兼務する職場が多いため、現場経験が浅いと最初は苦労するかもしれません。
認知症ケアの経験があると心強いです。
経験に不安がある場合は、教育体制の整った事業所を選びましょう。
- グループホームのケアマネはきついって本当ですか?
-
「何をきついと感じるか」によります。
体力面では夜勤や介護業務のある分、居宅より負担は大きめです。
一方で、担当人数が少なく利用者さんと深く関われるので、精神的なやりがいは大きいという声も多いです。
きつさの中身が自分に合うかどうかを、この記事のチェックリストで確かめてみてください。
まとめ:グループホームのケアマネは現場好きなら選ぶ価値あり


最後に要点をまとめます。
- 計画作成と介護業務の兼務が基本
- 夜勤の実情は事業所で大きく違う
- 居宅との最大の違いは現場に立つか
- チームの距離の近さが合う人に向く
- 応募前に兼務と夜勤の回数を確認
「現場が好き。利用者さんの毎日のそばにいたい」——そう思える人にとって、グループホームのケアマネはケアプランと日々のケアがつながる、やりがいの大きい仕事です。
迷ったら、まずはどんな求人があるか眺めてみてください。
働き方の選択肢を知ることが、後悔しない選択の第一歩です。
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