ケアマネは今後どうなる?14年のプロが語る現実と生き残る3つの条件

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ケアマネ今後どうなる

「ケアマネって今後どうなるんだろう…」

そう不安を感じているケアマネさん、多いと思います。

私はケアマネ歴14年・介護職歴28年で、現在は居宅介護支援事業所の管理者として働いています。

報酬改定・AI化・人材不足の3つの視点から、ケアマネの今後をリアルに解説するのがこの記事です。

「人材不足だから安泰」という話だけでなく、現場14年の本音も包み隠さずお届けします。

読み終えた頃には、漠然とした不安が「これからどう動けばいいか」という具体的なヒントに変わっているはずです。

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ケアマネは今後どうなる?現役14年のプロが正直に答えます

ケアマネという職業はなくなりませんが、「仕事の質が問われる時代」に入っています。

「人材不足だから安泰」とよく言われますが、それだけでは不十分です。

需要はあるものの、同じように働いていれば安泰というわけでははないと、私は実感しています。

ケアマネを取り巻く3つの変化

ケアマネを取り巻く環境はおおきく分けて3つの面で変化しています。

ここではそれぞれ現場目線で解説します。

報酬改定の現実

2024年の介護報酬改定で、居宅介護支援の基本報酬はわずかな引き上げにとどまりました。一方で、加算の取得要件は年々厳しくなっています。

  • 特定事業所加算:人員配置・研修要件が細かくなった
  • 処遇改善加算:申請・書類対応の負担が増加
  • ICT整備の義務化:設備投資が必要に

報酬を上げるには加算を取るしかないが、条件を満たすための業務負担が増えることが現場の現実です。

2024年改定で何が変わったか

2024年4月の改定で、居宅介護支援の基本報酬はほぼ据え置きとなりました。

全体の介護報酬改定率は+1.59%でしたが、居宅介護支援はその恩恵を十分に受けられていません。

現場で影響が大きかったのは逓減制の緩和です。

ICTを活用し、特定事業所加算を取得している事業所は、1人のケアマネが担当できる件数の上限が緩和されました。

主任ケアマネ

緩和というと改善されたように聞こえますが、現場は「業務量が増えるだけ」という声が多いです。

2027年改定が次の節目

次の大きな改定は2027年です。

介護保険法の改正時期と重なるため、制度の根幹にかかわる変更が入る可能性があります。

居宅介護支援事業のケアプラン有料化の議論も続いています。

ケアプラン有料化が実現すれば、利用者の選別が進み、質の低い事業所は自然に淘汰される流れも考えられます。

「2027年以降、どんな職場にいるか」を今から意識しておくことが重要です。

AI・ICT化の波

「AIにケアマネの仕事は奪われるの?」という質問をよく受けます。

主任ケアマネ

私の見解は、AIがケアマネの仕事を完全に奪うことはできないということです。

ケアマネの仕事の本質は「人との信頼関係を築くこと」です。

ただし、以下の業務はすでにシステム化が進んでいます。

  • ケアプランの文章入力(音声入力・AIアシスト)
  • 給付管理票の自動計算
  • 訪問スケジュールの最適化

ルーティン作業をこなすだけのケアマネは、一部の業務をAI・ICTに代替されるリスクがあります。

調整力や判断力が高いケアマネは、ICT化によって対人支援に使える時間がむしろ増えます。

人材不足の構造的な問題

2025年以降、団塊の世代が後期高齢者になりきる時代に入りました。

要介護認定者は増加の一途をたどり、ケアマネの需要は確実に高まっています。

一方で、ケアマネ試験の合格率は10〜15%台で推移しており、新規参入は限られています。

さらに、ケアマネを辞める人も増えています。

ケアマネを辞める理由のほとんどが「給料が見合わない」「精神的にきつい」というものです。

需要は増えるが供給は増えない、この構造的な不足は今後も続くでしょう。

ケアマネの給料が低い理由と解決策はこちらで詳しく解説しています。

ケアマネの給料が低い5つの理由と解決策

ケアマネという仕事はなくなるのか?

主任ケアマネ

ケアマネの仕事がなくなることはありません。

ただし、「制度の変化に対応できないケアマネ」は仕事を失うリスクがあるというのが正直な見解です。

具体的には、

  • 加算の取得要件を把握していない
  • ICTツールを使いこなせない
  • 利用者・家族から信頼を得られていない

このような状況のケアマネは、事業所の規模縮小や統廃合の際に「居場所を失いやすい」現実があります。

逆に言えば、スキルを磨き続けているケアマネには、需要が集中する時代になるということです。

居宅ケアマネと施設ケアマネの将来性はどちらが高い?

「居宅と施設、どちらで働くべきか」という質問もよく受けます。

将来性という観点で比較すると、以下のような違いがあります。

スクロールできます
居宅ケアマネ施設ケアマネ
需要の安定性◎ 在宅需要は今後も増加○ 必要だが施設に限りがある
給与水準△ 事業所で差が大きい○ 施設手当がつくことが多い
専門性の幅◎ 多職種連携・医療知識が必要△ 施設内の知識で完結する
転職市場での評価◎ 高評価○ 経験は評価されるが居宅に劣る
ICT化の影響△ 外出・訪問が多くシステム化しにくい○ 施設内でシステム統一可能
主任ケアマネ取得のしやすさ◎ 実務経験を積みやすい△ 実務の幅が狭い

私自身は居宅ケアマネとして14年間働いてきました。

転職での評価・専門性の幅・やりがいという点では、居宅の経験が大きく活きていると感じています。

ただし、精神的・体力的な負荷は居宅のほうが高いのも事実です。

「将来性」と「働きやすさ」はトレードオフの関係にあることも覚えておいてください。

いつでも居宅ケアマネができる準備を整えておくことが、長期的なキャリアの安心につながります。

居宅ケアマネの働き方について詳しくはこちらの記事を読んでください。

【実録】ケアマネは在宅ワークできる?月40件担当の主任ケアマネが教える条件と職場の選び方

これからも安定して働けるケアマネの特徴3つ

私がケアマネとして働いてきた14年の経験から、安定して活躍しているケアマネには共通点があります。

主任ケアマネ資格を持っている

主任ケアマネは管理者になれる資格で、新人ケアマネの相談役です。

管理者ポジションに就くことで、収入・安定性・裁量のすべてが変わります。

また、主任ケアマネは管理者の必須要件です。

主任ケアマネ資格を持っているだけで職場内の立場や評価が高いのが現実です。

居宅介護支援での経験を積んでいる

居宅介護支援(在宅ケアマネ)は、施設ケアマネに比べて専門性が問われる場面が多いです。

多職種との連携・医療との協働・インフォーマルサービスの活用など、幅広いスキルが必要になります。

この経験があるケアマネは、転職市場でも評価が高い傾向があります。

環境を変える判断ができる

主任ケアマネ

私の考えでは、環境を変えるタイミングが判断できることが、今後の安定を最も左右すると言えます。

同じ職場に居続けることが、必ずしも安定ではありません。

給料が低い・評価されない・人間関係がつらい……。

そういった環境に「慣れてしまう」ことは、長期的に見るとキャリアの停滞が明らかです。

「今の職場でいいのか?」を定期的に振り返る習慣を持つことが、これからのケアマネには必要です。

転職というと大変に思う人もいますが、同じ資格と経験でも、職場が変わるだけで年収が変わります。

主任ケアマネ

実際に私はケアマネで転職して、年収が100万上がりました。

「今の職場が全てではない」という感覚を持つことで、日々の仕事への向き合い方も変わってきます。

定期的に今のケアマネの市場価値を知ることが、ケアマネの今後をどう捉えるかが見えてきます。

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ケアマネを続けるべきか・辞めるべきかの判断基準

将来が不安になると「ケアマネの職種自体、辞めたほうがいいのかな」と思う方もいます。

主任ケアマネ

以下の条件に3つ以上当てはまるなら、転職を真剣に検討する時期です。

  • 給料が5年以上ほとんど上がっていない
  • 管理者・上司からの評価を感じない
  • 主任ケアマネを取るメリットがない
  • 業務量が多すぎて利用者対応の時間が取れない
  • 望まない職場の体制や風潮が変わる気がしない
  • 今転職したらどんな条件になるかを考えている

「ケアマネという仕事を辞めること」と「今の職場を辞めること」は別の話です。

大半の人が今の職場環境が合っていないだけで、ケアマネとしての価値は十分持っていることがほとんどです。

私自身も移住を機に転職した経験があります。

環境が変わることで、仕事への向き合い方がガラッと変わりました。

退職を考えるなら、まずケアマネでの転職市場を見てみることをおすすめします。

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ケアマネに向かない人の特徴はこちらで解説しています

ケアマネに向かない人の特徴7選!14年目の主任ケアマネが正直に教えます。

ケアマネを辞めたいと感じたときの対処法はこちらの記事を読んでください。

ケアマネを辞めたい…3つの理由!ケアマネの心が折れる理由と解決策

2027年改定に向けて、今からやっておくべきこと

次の大きな節目は2027年の改定までに自分で対処できることが3つあります。

主任ケアマネの資格取得を計画する

主任ケアマネの受験要件は「ケアマネとして5年以上・900日以上の実務経験」です。

まだ取得していない方は、今から逆算して研修スケジュールを確認しておきましょう。

資格があるかないかで、2027年以降の働き方の選択肢が大きく変わります。

今の職場の加算取得状況を把握する

特定事業所加算を取っている事業所とそうでない事業所では、収入にも安定性にも差がつきます。

把握していない場合は、管理者や上司に確認してみてください。

また、今の職場の居宅料=収入がどのくらいなのかは、会社員でも把握することが大事です。

転職市場の相場を一度調べておく

「今すぐ転職する気はない」という方にこそ、やっておいてほしいです。

転職サイトに登録して求人を見るだけで、自分のケアマネとしての市場価値がわかります。

今の職場の条件と相場を比べれば、転職をするか否か検討するきっかけができます。

将来が不安なら、まず情報を集めることから始めよう

「今すぐ転職しなくても、情報だけ集めておく」という行動も立派な準備です。

転職サイトに登録すれば、自分の市場価値・他職場の求人条件・給料の相場を無料で知ることができます。

主任ケアマネ

14年の私の経験から「転職は思い立ったときに動いた人が後悔しない」です。

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転職サイトの選び方はこちらで比較しています。

ケアマネ転職サイト徹底比較!おすすめランキングTOP3【失敗しない】

よくある質問

ケアマネは将来なくなる仕事ですか?

なくなりません。

介護保険制度が続く限り、ケアマネの役割は必要とされ続けます。

ただし、制度変化への対応力と業務の質が問われることは確かです。

AIでケアマネの仕事は代替されますか?

ルーティン作業の一部はAI・ICTに移行できます。

しかし利用者・家族・多職種との関係構築や判断力が必要な仕事はAIには任せられません。

主任ケアマネ

人への直接対応はケアマネがする。というイメージですね。

ケアマネの給料は今後上がりますか?

報酬改定で少しずつ上がってはいますが、大幅な改善は期待しにくい状況です。

主任ケアマネ資格取得、管理者手当、同職種での転職によって収入を上げるのが現実的です。

主任ケアマネは取るべきですか?

長くケアマネを続けるつもりなら、取っておくことを強く勧めます。

管理者要件として必須化が進んでいるため、資格の価値は今後も上がっていくのは現実です。

主任ケアマネ

転職の面接でも主任ケアマネの有無は必ず質問されます。

居宅ケアマネと施設ケアマネ、将来性はどちらが高いですか?

転職市場での評価・専門性の幅という点では居宅ケアマネが有利です。

ただし、施設ケアマネのほうが精神的な負荷は低い場合が多く、一概にどちらがよいとは言えません。

長期的なキャリアを考えるなら、居宅の経験を積んでおくことをおすすめします。

今の職場に不満があります。転職すべきですか?

まずは転職サイトに登録して、市場の情報を集めることをおすすめします。

急いで今すぐ転職しなくてもよいのです。

自分の市場価値や他職場の条件を知ることが「今の職場を続けるかどうか」の指標になります。

まとめ:ケアマネの今後は変化への対応力が必要

ケアマネの今後はどうなるのか?について解説しました。

この記事でのポイントをまとめます。

  • ケアマネという職業はなくならない
  • AIやICT化・報酬改定への対応力が問われる時代
  • 「人材不足だから安泰」ではなく、質の高いケアマネに需要が集中する
  • 主任ケアマネ資格・居宅経験・環境を変える判断力が今後のカギ
  • 将来不安を感じているなら、まず転職市場の情報を集めることから始めよう

14年ケアマネを続けてきた私が感じるのは、「制度や環境のせいにしても何も変わらない」ということです。

報酬が上がらない、AI化が進む、制度が変わこれらはすべて自分でコントロールできないことです。

しかし「どの職場で働くか」「どんなスキルを身につけるか」は自分で選べます。

将来が不安なら、まずその選択肢を広げることから始めてみてください。

情報を持っておくことは、自分を守る最初の一歩です。

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この記事を書いた人

ケアマネ経験14年、現在、主任ケアマネ歴7年、居宅介護支援事業所の管理者として勤務。元職は介護福祉士で在宅介護を中心に現場勤務していました。長年の介護業界経験から、介護現場やケアマネとして働く人の気持ちを理解できるスタッフの相談役として、一人一人が働きやすい職場で活躍できるようお手伝いします。

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