ケアマネに向かない人の特徴7選!14年目の主任ケアマネが正直に教えます

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ケアマネに向いてない人
ケアマネ

今までずっと現場ばかりだったし、私はケアマネに向いていないかも・・・

主任ケアマネ

ケアマネの業務で壁にぶつかった時、自分がケアマネに向いてないんじゃないかと不安になる人は多いです。

そう感じながら毎日仕事に行くのは、本当につらいですよね。

私は介護職として現場で15年、ケアマネとしてこれまで14年間働いてきました。

主任ケアマネ

今は居宅支援事業所の管理者として8年目です。

私は介護現場の時にも管理者だったので、長年、採用面接や新人教育にも携わってきました。

その中で、向いている人・向いていない人の違いを、数多くの実例を通じて感じています。

この記事では、ケアマネに向かない人の特徴を7つ、正直にお伝えします。

「自分に当てはまるかも」と感じた方に向けて、その先の選択肢もあわせて紹介しています。

ぜひ最後まで読んで、あなたのこれからの方向性を見極める参考にして頂けると嬉しいです。

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ケアマネに向いている人・向かない人の違い

自分がどちらに近いか、以下の表で確認してみてください。

向いている人向かない人
複数のことを同時に進められる1つずつ順番に進めたい
つらいことを人に話せる悩みを一人で抱え込む
共感しながら冷静に判断できる感情移入すると判断できなくなる
制度の中で工夫するのが好きルールより感情を優先したい
わからないことはすぐ聞ける知らないと思われたくない
パソコン作業が苦にならない書類・IT系が極度に苦手
人の死に向き合い続けられる喪失感を引きずりやすい

「向かない人」の欄に多く当てはまっても、それがすべてではありません。

向かない特徴があっても、職場環境や働き方次第でカバーできるケースは多いです。

7つの特徴について次の項目で解説します。

ケアマネに向かない人の7つの特徴

マルチタスクが極度に苦手な人

ケアマネの仕事は、30〜40件の利用者を同時に抱えています。

電話・訪問・書類・関係機関との調整を並行して進めるのが、ケアマネ業務の日常です。

それぞれの利用者に締め切りが異なるモニタリングや、ケアプランの更新があります。

主任ケアマネ

今日やることが毎日10件以上、同時進行の内容が複数件あるのが当たり前の仕事です。

「1つのことが終わってから次に進みたい」というタイプの方には、相当なストレスになります。

工夫や慣れで補える部分もありますが、マルチタスクが構造的に苦手な方にはきつい仕事です。

私が見てきた中で、「丁寧な仕事ができるのに件数が増えると途端にミスが増える」という方がいました。

担当件数を20件以下に抑えられる施設ケアマネに転職したことで、力を存分に発揮できるようになりました。

ストレスを一人で抱え込む人

利用者・家族・医療機関・サービス事業所の間に立ち、毎日調整を続けるのがケアマネの仕事です。

「うまくいかなかった」「クレームを受けた」「利用者が急変した」という出来事は日常的に起こります。

こういった出来事を一人で抱え込んでしまう人は、じわじわと消耗していきます。

同僚や上司に相談できる環境があれば違いますが、自分自身が「相談できない」タイプだと、心身を壊しやすい。

「つらいことを誰かに話す」ことが苦手な方は、意識してセルフケアの習慣をつける必要があります。

「相談するのが申し訳ない」と一人で抱え込み、ある日突然出勤できなくなってしまったケアマネを何人か見ました。

相談できる環境があるかどうかは、職場選びの重要なポイントです。

感情移入しすぎる人

利用者への共感力は大切です。ただ、感情移入しすぎると、専門職として判断することが難しくなります。

「この人がかわいそうだから、制度の基準を超えてサービスを付けてあげたい」という気持ちは理解できます。

しかしそれが続くと、ケアプランとして成り立たなくなります。

担当利用者が亡くなったとき、深く落ち込みすぎて次の業務に影響が出るケースも見てきました。

共感力と客観性のバランスが取れていないと、長く続けるのは難しい仕事です。

共感力が高い人がケアマネに向かないわけではありません。

感情と判断を切り分ける練習が必要です。

「利用者のために動く」と「利用者に飲み込まれる」は違います。

ルールより感情を優先する人

ケアマネは介護保険制度の枠の中で動く仕事です。

「このサービスを使いたい」「この頻度にしたい」という希望が、制度的に認められないケースは多々あります。

「制度がおかしい」と感じることがあっても、感情を優先して動くと、事業所全体がリスクを負います。

利用者のために動きたい気持ちと、制度・ルールの中で動くことを両立できる人が長くケアマネを続けられます。

主任ケアマネ

制度がおかしいと感じることは私も多々あります。しかしケアマネは制度を無視して動くことはできません。

制度への不満を持ちながらも、その中で最善を尽くすのがプロのケアマネです。

プライドが高く相談できない人

ケアマネは自分で判断して動く場面が多い仕事ですが、一人で全部抱えるには限界があります。

医療職・行政・他事業所と連携して、「わからないことは聞く」「助けを求める」姿勢が不可欠です。

「ケアマネなんだから自分で何でも解決」という完璧主義や高いプライドは、連携ミスや疲労につながりやすいです。

「できないことを認められる素直さ」は、ケアマネに必要な資質の1つだと、14年間働いて実感しています。

ベテランほど「今さら聞けない」と思いがちですが、制度改正や新しい加算は毎年あります。

主任ケアマネ

14年目の私でも、わからないことは教えて欲しいと聞いています。

役割分担の調整や得意な人に任せるなど、人の知恵を借りたほうが、結果的に業務効率化できるのです。

IT・書類仕事が極度に苦手な人

ケアプランの作成・モニタリング記録・給付管理・統計資料のすべてパソコンを使って処理します。

外出先でも、タブレットやスマホで対応するケースが増えています。

「IT系は本当に苦手で、パソコンを開くだけでストレス」という方には、かなりきつい仕事です。

「苦手でも努力できる」なら問題ありませんが、「どうしても無理」という方には、向かない仕事だとお伝えします。

最近は音声入力や介護ソフトの改善で、以前より書類作業の負担は減っています。

それでも業務が間に合わない状態なら、業務量が多すぎるか、事務作業以外の環境に問題があります。

人の死や喪失に慣れない人

居宅ケアマネの場合、担当している利用者が亡くなることは珍しくありません。

「慣れる」という言葉は適切ではないかもしれませんが、一定の距離感を保ちながら向き合う必要があります。

感情的に切り替えが難しい方は、居宅ケアマネより施設や、ケアマネ以外の職種が合っているかもしれません。

喪失感を引きずりながら次の利用者に向き合うのは、利用者にとっても自分にとっても良くありません。

主任ケアマネ

私自身、自宅で急変で亡くなった利用者の対応直後に、他の利用者宅へ定期訪問することもあります。

自分なりの気持ちの切り替え方を持てるかどうかが、長く続けるための鍵です。

ケアマネに向かないと気づきやすいタイミング

向かないと感じるのは、特定のタイミングに集中していることが多いです。

試験合格後の実務研修

「やっと資格が取れた」という達成感の直後に、実務研修の内容に圧倒されるケースです。

実務研修では、実際のアセスメントやプラン作成を課題として提出します。

どれも初めて触れる書類や初回面談での聴取項目の多さに、課題の資料を作るだけで精神的に疲労が強いです。

初めてケアマネの大変さがわかり、「思っていた仕事と違う」と感じる方が多い時期です。

ケアマネ実務が始まってすぐ

試験合格後の実務研修で学ぶのは、「法令、ケアプラン書類、ケアマネのあり方」などさまざまです。

しかしそのどれもが、ケアマネの業務の説明的な内容ばかりです。

実際の業務に就いたら、それ以上の教科書にない内容を覚える必要があります。

実務研修には無いケアマネの業務内容
  • 介護保険課での手続き内容・書類
  • 地域で利用できる制度の習得
  • 各事業所の特性の習得
  • 介護ソフトの扱い方

以上の内容はどの地域の居宅ケアマネも勉強する必要があります。

利用者によって状況が異なるため、色んなケースへの対応に戸惑いが多い時期です。

主任ケアマネ

地域によって、内容が異なるので、実際に働き出してから覚えていくしかありません。

担当件数が30件を超えたとき

件数が少ないうちは何とかなっても、30件を超えたあたりで限界を感じる方が多いです。

件数が増えてから急につらくなったという場合は、キャパシティの問題であり、ケアマネの適性とは別の話です。

更新研修や法改正が重なったとき

5年ごとの更新研修と法改正が重なる時期は、業務量が一気に増えます。

通常のケアマネ業務に研修の日程が上乗せ、就業時間後には課題も作らなければいけません。

この時期にもう限界かもと感じるのは、多くのケアマネが経験します。

利用者や家族とのトラブルが続いたとき

クレームや関係がうまくいかないケースが重なると、「自分には向いていない」と感じやすくなります。

しかしこれはケアマネ全員が経験することであり、職場のサポート体制が不十分な場合も多いです。

今困っている生の悩みを一緒に考えてくれる同僚や先輩のフォローがある職場なら解決できます。

上記のどれかに当てはまるなら、適性より職場環境の問題である可能性が高いです。

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向かない理由が「職場環境」のケースも多い

「ケアマネに向かないかも」と感じている方、実は「今の職場が合っていないだけ」という事が非常に多いです。

私がこれまで見てきた中で、環境を変えたら活き活き働けるようになった方を複数人見ました。

職場環境の問題が原因になっていることがあります。

  • 担当件数が多すぎる(1人40件以上など)
  • 上司・同僚がサポートしてくれない
  • 残業が常態化していて疲れている
  • 書類が多すぎて本来の仕事ができていない

「ケアマネに向かない」と感じていても、「今の職場が合っていない」だけという可能性があります。

その場合は、自分の合う職場へ転職する事で解決します。

向かない特徴があっても働きやすい職場の選び方

「向かない特徴がある=ケアマネを諦める」ではありません。

職場の種類を変えることで、デメリットをカバーできる事があります。

マルチタスクが苦手な人は施設ケアマネが向いている

居宅ケアマネは担当30〜40件が標準ですが、施設ケアマネは担当数が少なく、複雑な対応もほとんどありません。

施設内で日々のルーティン業務をして、外出訪問もないため、スケジュール管理のストレスは大幅に減ります。

感情移入しやすい人は包括支援センターが合うことも

地域包括支援センターは、介護保険の申請前の相談対応や予防支援が主な業務です。

居宅ケアマネほど1人の利用者と長期間深く関わることが少なく、感情的な消耗が相対的に少ない職場です。

IT・書類が苦手な人は事務サポートがいる職場を選ぶ

「事務スタッフがいる職場を選べば書類が楽になる」という情報を見かけますが実態は違います。

ケアプランやモニタリング記録はケアマネ本人にしか書けない専門性の高い書類です。

事務スタッフに頼めるのは、郵送や届いた郵便物の仕分け、電話対応などの周辺業務のみ。

主任ケアマネ

記録や書類作成の負担は変わりません

IT・書類が苦手な方が選ぶべきポイントは、「事務スタッフの有無」ではなく以下の2点です。

  • 介護ソフトが使いやすく、入力補助機能が充実している職場
  • 担当件数が少なく、書類に追われない件数設定の職場

転職サイトで求人を見る際は、使用している介護ソフトや担当件数の上限を必ず確認してください。

職場の種類と特徴については、以下の記事も参考にしてください。
→ 関連記事:ケアマネの職場はどこがいい?居宅・施設・包括3つの違いと
首都圏での働き方を比較

「向いていないかも」と感じたらまず転職を考えよう

「自分はケアマネに向いていないかも」という感覚は、正直な感情です。

しかしその前に「転職で職場を変える」という選択肢を検討してみてください。

ケアマネ専門の転職サイトを使うと、条件の良い職場を効率よく探せます。

無料で使えるため、今すぐ辞めると決めていなくても、情報収集から始めることができます。

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よくある質問

ケアマネに向いてる人の特徴は何ですか?

人の話をじっくり聞ける人、複数のことを並行して進められる人、制度の枠の中でも柔軟に解決策を探せる人が向いています。

また「完璧主義」ではなく「できることをベストでやる」と考えられる人も、長く続けやすいです。

ケアマネに向かない人の特徴に当てはまる人でもケアマネはできますか?

その特徴を補える環境や工夫があれば続けられます。

たとえばIT系が苦手な人でも、事務サポートがいる職場や介護ソフトが整っている職場なら問題ないです。

そのためには職場選びが重要です。

ケアマネから他の職種に転職できますか?

十分に可能です。

ケアマネの経験は、医療・福祉・行政など幅広い分野で評価されます。

転職サイトに登録して担当者に相談するのが、最初の一歩としておすすめです。

ケアマネを続けながら転職活動はできますか?

できます。

転職サイトは無料で使えるため、まず登録して情報収集するだけでも価値があります。

今すぐ辞めると決めていなくても、選択肢を知っておくことは大切です。

まとめ

ケアマネに向かない人の特徴7選を、14年目の主任ケアマネとして正直にお伝えしました。

  • マルチタスクが極度に苦手
  • ストレスを一人で抱え込む
  • 感情移入しすぎる
  • ルールより感情を優先する
  • プライドが高く相談できない
  • IT・書類仕事が極度に苦手
  • 人の死や喪失に慣れない

ただし「向かない」と感じていても、職場環境が原因のケースは多いです。

まずは転職という選択肢を検討してみてください。

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この記事を書いた人

ケアマネ経験14年、現在、主任ケアマネ歴7年、居宅介護支援事業所の管理者として勤務。元職は介護福祉士で在宅介護を中心に現場勤務していました。長年の介護業界経験から、介護現場やケアマネとして働く人の気持ちを理解できるスタッフの相談役として、一人一人が働きやすい職場で活躍できるようお手伝いします。

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